何か問題が起きた時、私たちは「なぜ?」「どうして?」と考えます。 なぜあんな失敗をしたのだろうか? どうしてこんなことになってしまったのか? ごく当たり前の思考ですね。 この当たり前の考え方をする時、私たちは「過去」を見ています。 過去にさかのぼり、問題の原因を追究することで、解決のためのヒントを得ようとする「問題志向」です。 悪い事ではありません。 ですが、時々この「問題志向」は、私たちの首を絞めていることがあります。 元々、原因を追究するという作業は非常にエネルギーを使うものです。 自分が納得いく答えを見つけるまでに、時間や労力がかかりがちです。 答えが出ればまだ良い方です。 「なぜ?」「どうして?」の答えにたどり着かず、ただグルグルするだけの場合も多いです。 ですから、精神的に疲れたなぁと思っている時、無理して「問題志向」でいる必要はありません。 そんな時は思い切って「解決志向」に切り替えましょう。 「解決志向」は「未来」を見据えます。 解決するために何か頼れるリソースはないのか? 同じ問題を繰り返さないためにできる具体的なアクションはなにか? この先の解決にだけ焦点を当てて考えてみましょう。 きっと、「問題志向」よりも短時間で、今自分にできることを導き出せると思います。 ちょっと疲れてるな、と思った時ほど、 「なぜ?」「どうして?」という問いかけをばっさりとカットして、 「何ができる?」「どうする?」という解決志向で考えてみてくださいね。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る