キャリアレジリエンスの構成要素の1つである「未来志向」とは、 「自分の将来にはきっといいことがある」と、明るい見通しを持っていることです。 楽観性とも少し近い要素です。 未来志向を持つ人は、様々なキャリア危機でレジリエンスを発揮し、 乗り越えることができるとされています。 具体的にどんなキャリア危機に強いかというと、 例えば、職場で自分の理想と現実のギャップに直面しショックを受けた時、 未来志向を持つ人ほど、短期間で上手に現実に適応していくことができます。 また、仕事の多忙化や心身の不調など、職業生活上の変化でストレスを受けた時も、 未来志向の人ほど、うまく乗り越えていくことができます。 未来志向の強さは、元々の遺伝的な要素も関係すると言われています。 ですが、意識的に「過去より未来」「悲観より楽観」に意識を向けるトレーニングによって、 未来志向を高めることが可能であることも分かっています。 もし、過ぎたことばかりに目を向けてクヨクヨしている自分に気が付いたら、 どうか、見ている方向をぐるりと未来に転換させてみてください。 次回は「キャリアレジリエンス」の構成要素の最後となる5つ目 「援助志向」について解説します♪ << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る