~「畏敬(いけい)の念」を抱く体験~ 2021.11.17

海や山など、壮大な自然の中に身を置いた時、

「自分ってちっぽけな存在だなぁ」

「なんであんな小さなことで悩んでいたんだろう」

そんな風に感じた経験はありませんか?

このような感覚は「畏敬の念」と呼ばれるものです。

崇高な存在をおそれうやまう気持ちです。

おそれとは恐怖心のことではなく、相手の偉大さや荘厳さに圧倒される気持ちです。

今、メンタルヘルスの分野では、この「畏敬の念」が注目されつつあります。

なぜ注目されているかというと、

「畏敬の念」を感じる体験は、ストレスの軽減につながることが明らかになってきたからです。

私たちは、とても強力なものに出会ったり、自分より大きな存在に触れたりして圧倒されたりした時、自己意識が小さくなります。

すると、自分の心の中でグルグルしていた「不安」「心配」などの声が小さくなるのです。

簡単にはなりますが、これが「畏敬の念」によって悩みやストレスが軽減されるメカニズムです。

崇高な存在は何でも構いません。

海、山、星空などの大自然。

美術品や音楽などの素晴らしい芸術。

無条件で敬えるような尊敬する人物。

自分にとっての崇高な存在をぜひ見つけておきましょう。

そして、疲れ果てたと感じた時は「畏敬の念」を感じる体験をしに行きましょう。

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