海や山など、壮大な自然の中に身を置いた時、 「自分ってちっぽけな存在だなぁ」 「なんであんな小さなことで悩んでいたんだろう」 そんな風に感じた経験はありませんか? このような感覚は「畏敬の念」と呼ばれるものです。 崇高な存在をおそれうやまう気持ちです。 おそれとは恐怖心のことではなく、相手の偉大さや荘厳さに圧倒される気持ちです。 今、メンタルヘルスの分野では、この「畏敬の念」が注目されつつあります。 なぜ注目されているかというと、 「畏敬の念」を感じる体験は、ストレスの軽減につながることが明らかになってきたからです。 私たちは、とても強力なものに出会ったり、自分より大きな存在に触れたりして圧倒されたりした時、自己意識が小さくなります。 すると、自分の心の中でグルグルしていた「不安」「心配」などの声が小さくなるのです。 簡単にはなりますが、これが「畏敬の念」によって悩みやストレスが軽減されるメカニズムです。 崇高な存在は何でも構いません。 海、山、星空などの大自然。 美術品や音楽などの素晴らしい芸術。 無条件で敬えるような尊敬する人物。 自分にとっての崇高な存在をぜひ見つけておきましょう。 そして、疲れ果てたと感じた時は「畏敬の念」を感じる体験をしに行きましょう。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る