脳・心臓疾患の労災認定基準、20年ぶりに改正  2021.10.19

働き方の多様化や職場環境の変化などを受けて、脳・心臓疾患の労災認定基準が改正され、2021年9月15日から運用開始となっています。

 

具体的な改正ポイントは下記の通りです。

①労働時間と労働時間以外の負荷を総合評価することを明確化

⇒時間外労働が、過労死ラインとなる「直近1カ月間で100時間超」

または「発症前2~6カ月の平均で月80時間超」に満たなくても

それに近い時間外労働や労働時間以外の負担が認められると

業務と発症との関連が強いと評価されます。

②労働時間以外の負荷要因を見直し

⇒勤務間インターバルが短い勤務や身体的負荷を伴う業務などが

評価対象として追加されています。

③短期間の過重業務、異常な出来事の業務(※)において、業務と発症との

関連性が強いと判断できる場合を明確化

⇒継続した深夜時間帯に及ぶ時間外労働などが例示されています。

※「異常な出来事の業務」とは、強い精神的負荷を引き起こす

突発的または予測困難な業務などがあります。

④対象疾病に「重篤な心不全」を追加

 

詳細は厚生労働省のサイトをご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21017.html

 

 

<< >>

  • 衛生委員会
    ホットトピック

  • 信じて得する
    心理学

  • サービス情報

「エリクシアレター バックナンバー」
TOPに戻る