大勢の人と集まることができない。 誰かと楽しく会食することにも制限がある。 こんな日々が1年以上続いています。 人と人との繋がりが希薄になった、孤独やストレスを感じる、そんな思いを抱いている人は少なくないと思います。 このまま人と繋がることが制限される世の中が続いていくと、人以外の“何か”と繋がることで、安らぎや癒しを得ようとする動きが強まるかもしれません。 癒しが得られる“人以外”との繋がりとは、具体的にどんなものがあるのか。 下記に例を挙げてみました。 ・アニマルセラピー 動物とのふれあいを通じて、心を癒し、心身の健康増進につなげる方法です。 心身に不調を抱えている人、ひきこもっている人、罪を犯してしまった人などが、心の健康を取り戻すために利用されるなど、幅広く、その効果が認められています。 一般的には犬が多いのですが、ホース(馬)セラピー、イルカセラピーなど、様々な動物との関りにおいて、人々の心が癒されることが証明されています。 ・バイオセラピー 植物や農作物など生命のある自然と触れ合うことで、健康を維持、増進する方法です。 身近なところで、ガーデニングで癒されるのはバイオセラピーの一種といえます。 農作業を通してバイオセラピーを行う、といった試みもあるようです。 ・ロポットセラピー 近年、AIの進化に伴い、ロボットとの交流によっても、一定の癒し効果があるのではないか、という研究が盛り上がってきています。 人の働きかけに対し、ロボットが高度なリアクションを返してくれる。 こういった人とロボットの交流によって、生活の質(QOL)が向上する、認知機能が向上する、などの効果が期待されているようです。 例を挙げた3つの “人以外”との繋がりによる癒し効果は、コロナ流行以前からも注目されていた分野です。 人同士の繋がりと同等、もしくはそれ以上の癒し効果が得られる場合があるかもしれません。 孤独感で辛い時は、活用してみるのも手です。 ただ、カウンセラーを生業とする一個人としては、最後の最後には、人と人との繋がりが、最もサポートになると皆が感じられる世の中であって欲しいと願っています。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る